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2020-04

ミコト終了w - 2012.02.13 Mon

天津国星縁尊終了しました~www







うん、長かったwww
ラスボスなんだから当然と言えば当然なんですがwww
それでも長かったです(^▽^;

何が長いって、
最初のオープニングから順を追ってストーリーに入るというキメの細かさwww
周囲との出会いのシーンをすっとばして、
ミコトのある願いを叶えるところから始まります。
それは未来に行くというもの-------------。










雲の流れを見て、明日の天気を占うように、
ほんのちょっと先の未来に行くということは、
たやすいことのようでした。
ミコトにいざなわれ、
一つの約束と、一つの使命を帯びた少女は、
そこで泣いている自分を見つけます。





何故そんなに泣いているのか?
何故そんなに苦しんでいるのか?





「過去」の自分には分かりません。
これが大きく未来を動かしていくことになります。















未来から帰ってきて数日後、
彼女はミコトが何故自分を神に選出したのか疑問を抱くようになります。

通常ならば、一番近くにいて、
神官としての修行も積んでいる鳴海の方がよかったはずです。
能力からすれば、弓鶴でもよかったのかもしれません。

それが何故自分?
何故女の自分だったのか?
ミコトを問いただしますが、
彼はのらりくらりとかわしてその質問に応えようとしません。
そんな頃、彼女はもう一柱の神、国星神社のご神体に出会うことになります。







大きな、大きなその木のそばには、
いつもミコトがいて、
いつも何かを話しかけているように見えました。

その顔は切なげに眉をひそめ、
苦しそうな笑みを浮かべていて・・・・。
主人公にはいつも不思議な光景としてうつったものでした。

この御神木との初めての対話は、
ほんの数回、光りが瞬いて終了しました。
何かを話しかけられたわけでも、
問いかけられたわけでもありません。
しかし不思議と心が温かくなり、
同時に、締め付けられるような苦しさを覚えるのでした。







神様として4つの業務をこなし、
いくつかの絵馬も叶えつつあったある昼下がり、
ミコトは彼女を誘って釣りとしゃれ込みます。
太公望よろしく、釣り糸に細工がしてある為、ちっとも釣れません。
業を煮やした主人公、あっという間に飽きてしまいましたw
それもまた、若さゆえかと笑うミコトは、
それまでにも色んな話をしてくれます。




神として、願いを叶える時の心得や、
すべてを叶えられるというわけではないこと。
まるで人を嫌っているかのような言動に、
主人公は不安になります。




「ミコトさんは、人が嫌いなんですか?」




人に万物を見る神。
この世に生きる生命は皆、一つの流れの中に息づいている。
その生命をあるいは鳴海、
あるいは弓鶴と認識しているだけで、
実は神も人も、誰もいないのだと説くミコト。
主人公には難しすぎてよく分かりません。



けれどこれだけは分かりました。



神が人の願いを叶えるなら、
神の願いは誰が叶えるのか?
神が人の幸せを願うなら、
誰が神の幸せを願うのか?

神は、神とは-----------?








主人公は言います。
ミコトが私たち人の幸せを願うなら、
自分が神であるミコトの幸せを願おう。
それはささやかで、力を持たない人の、
希望にも似たただの口約束です。
しかし-------------。















その願いに心を動かされたモノがいました。
御神木です。

彼女なら、ミコトを救えるかもしれない。
彼女なら、この歪んだ欲望を、この過去を、
正しい未来へと導けるかもしれない。

そう考えたであろう古い「神」は、彼女に訴えかけました。




「救って欲しい」


「彼を・・・・」





しかしミコトの意見は異なっていました。
御神木の側で泣いている彼女の肩を抱き、
苦々しく、君はまだそんなことを・・・・・」と吐き捨てたのです。
そして長い長い、昔話を聞かせてくれました。
彼と、ミコトの物語を-----------。
















この辺は一応、前4人ルート同様の「昔話」です。
しかし前者4人と異なるのは、
「当事者」であり、「目撃者」であったミコトが語るという点で、
不明瞭な部分が解明されていきました。









大妖と心を通わせた少女。
これはいくつかの物語にも登場します。
人々の「憎しみ」から生まれた大妖。
彼は「破壊」を司る大妖怪として都で暴れまわりました。
帝と陰陽師との戦いに敗れた大妖は、
人里はなれたこの御神楽山に逃れてきます。
それを助けたのがこの土地の神官、榊家の末娘でした。





末娘の手厚い看病で、大妖は日増しに傷を癒していきましたが、
同時に恐れてもいました。
傷を癒せば、再びこの地を暴れまわるだろう。
能力を取り戻せば、必ずこの愛しい娘を食い殺すだろう。

大妖は悩んだ末、
ほどなくして村を去る決意を固めます。
が、その決断の少し前、村人たちによってこの事実が明るみに出るのでした。








怒りと、憎しみと、悲しみと。
それらを一心に受けた大妖は、
再びこの地で暴れまわり、
多くの死傷者を出しました。
娘は嘆き悲しみ、大妖の側で彼が正気に戻るまで語りかけ続けました。
そして----------、



正気を取り戻した大妖は、
この事実に嘆き悲しみました。
深い痛手を負った村人たちは、今度は慎重に、姦計をもって大妖殺害を計画します。
浄化能力のある「月の石」を削り、
その欠片を手に榊の末娘を大妖に嫁がせたのです。



「月の石」と称される、宇宙から飛来した隕石。
願いを叶えるとされ、人に祀られるうち、神となったモノ。
これがミコトの正体、ご神体です。

欠片を手に彼女は思い悩みます。
この話を拒めば村人の誰かが大妖を殺す任に当たらなければならず、
その結末が明白だったからです。
娘は一計を案じ、月の石の欠片にある「まじない」をかけました。




「大妖の力を奪ってもいい、あの力は大妖を苦しめる。
 だが大妖の命を奪ってはいけない。奪うなら私の命を奪うといい」





大妖と娘の、かりそめの結婚生活。
削られていく命と、力。
心を許した娘に裏切られたと感じた大妖は、
嘆き悲しみます。
しかしそれが誤解だと分かった時、
大妖は「月の石」であるミコトの下を訪れます。





「自分は死んでもいい、
 だから娘の命をこれ以上奪わないで欲しい」






大妖と、娘は、
わずかな期間でしたが、ミコトの祀られる神社に滞在しました。
互いを思いやる、消えかけた二つの命に、
ミコトが情をうつすまで時間はかからなかった。



しかし悲劇はやってきます。
力を弱めた大妖に、村人が襲い掛かったのです。



口にするのも無残な方法で殺害された、大妖。
大妖の願い通り、記憶を奪われた少女。
泣きながら大妖との思い出を消さないでくれと懇願した少女の、
魂とも呼べるそれを、ミコトは奪いました。
いまも、それが正しいことだったのかを自問しながら・・・・・・・。















大妖を庇うことだって、出来た。
彼らを連れて逃げることだって、出来た。

ミコトは1000年という長い長い年月を、
見捨てた多くの命、
多くの願いと共に見つめ続けていました。
意気地のない、
神とも呼べない己の、勇気の持てなかった過去と共に・・・・・・・・・。















大妖の遺骸は「月の石」、
つまりミコトの祀られる小さな祠の脇に埋められ、
その上には木が植えられました。
これが御神木の元となりました。

大妖の気と生を奪った月の石の「欠片」は、
後に「殺生石」と呼ばれ、
人々を後世に渡って苦しめました。





そう、大妖の亡骸と呼ばれたあの殺生石は、
実は大妖の力を削ぐため、
村人たちが作り出したモノだったのです。





「勝者の歴史」によって塗り替えられた都合の良い歴史は、
その後、弓鶴に、
竹清の子孫に、災厄を降り注いできました。
諸悪は確かに大妖だったでしょう。
しかしこの妖怪は人の憎しみから生まれたモノ。
人の憎しみを吸うため、
人が作り出した石によって、
再び人が贄として奉じられる。



因果応報。



どんなに罪を悔い改めても、
その罪は消えることなく、
罪に対しては罰を受けなくてはならない。
懺悔には意味がなく、
命は命によってでしか贖われることはない。
人も、神も、妖も-----------。
















それから1010年後の現代、
主人公の体に異変が起こります。

目覚めの悪い体と、
どこかぼんやりとして、霞のかかったような頭。
夢の中で何度も自分を呼ぶ、声。
血に濡れた体と、引き裂くような痛み-----------。







それを聞いた竹清は、
弓鶴の下に引きずるように連れて行きます。
弓鶴が主人公の中に見たモノ、
それはなんだったのでしょうか?

弓鶴は何も言わず、
ただ、日々を穏やかに過ごすよう告げて、主人公を帰します。
竹清もまた、弓鶴がそう判断したなら・・・と、
口を挟むことをしませんでした。
彼が恐れていたところが、別にあったからでしよう。
自分と同様に、昏々と眠り続ける病でなければ、なんでもよかったのかもしれません。
もちろんそれが、死にゆく病でなければ・・・の話ですが・・・・・・・・・・。















誰もが「知らなくて良い」という事実を、
主人公は追い求めます。
すさのおですーさんに貰った怪しげなお札(ちらしの裏に書かれてるってww)、
それを夢枕に、彼女は夢を見ました。
今は大妖と知っている、その人の夢でした。






大妖は語ります。

彼女がもう少しで死んでしまうこと。
その原因がミコトにあるということ。
だが安心していいということ。
ミコトが代わりに死ぬということ。







彼女は助かるが、ミコトは死ぬ。
1000年前の約束を果たすために。








彼を救って欲しいと言った大妖の言葉とは思えない、
冷静で、冷徹な言葉。
彼女は夢から目覚めた後、
再び御神木の下を訪ねます。
そして--------------。









1000年前の約束、
10年前の真実。
そのすべてが。


生きること、
死ぬこと。
対極にある二つの選択を、
彼女に迫ったのです。















零式の時も思いましたが、
「生きる」ことに対して最近の作品は真摯に受け止めているようで、とても興味深いですね!



死=怖いモノ。



そんな当たり前のことが、
当たり前のように表現されていたり、
がむしゃらに、
死に物狂いになって「生きる」方法を模索することが、
決してみっともないモノではないという事実を、
淡々と語っているところが嬉しかったり(^-^)















少女は選びました。
神と共に生きる道を。



しかし運命は残酷でした。
大妖の力を一身に受けた人の体は、見る見るうちに食い荒らされてゆき、
星祭の夜から三ヵ月後、
雪降る日に、少女の体は消えてゆきました。









散華。


大妖の魂は封じられたわけではなく、
二度と目覚めぬ眠りにつきました。
神の座を明け渡した少女によって、
1000年の昔に望んだ、彼岸へと旅立ったのです。















あれから一年------------。



ミコトはある決意をしました。
それは11年の時間を巻き戻し、
今度こそ、少女の悲劇を繰り返さない勇気を持とうと、
決意したのです。









未来に行くことは、比較的簡単な神の身でも、
過去に遡ることは、誰言うともない「禁じ手」でした。
それは多くの人間の「過去」を改ざんし、
現代に生きる人々に多大なる影響を及ぼすからです。



過去、彼女と関わったであろう人々。
死して尚、彼女をいつくしんでいる人々に、
変化する過去によって記憶が改ざんされてしまう事実を語るミコト。
それで再び、彼女に会えるならと快諾する人々。









しかし竹清だけは、
彼の決意を受け入れることが出来ないようでした。









文字通り命をかけて守った神の存在、
再びその命を犠牲にして蘇ることを、
主人公が望むとは到底、思えなかったからです。


竹清は言います。





「もう一度だけ、足掻いてみてくれよ・・・・」






1000年の間、
何度となく足掻き、苦しみ、
その度、己の無力と対峙してきたミコトに、
あんまりといえばあんまりな言葉でした。
竹清はそれでも、諦めの悪い主人公なら、
彼女ならどうするかを考え、ミコトの背を押したのです。
新しい未来に向かって----------。















1000年目の約束、
10年前の約束、
そのどれもを、

ミコトは幼い主人公の言葉に救われ、
果たすことが出来ました。







神などいない。

神とは、願うものではなく、
語りかけるもの。
神とは、叶えるものではなく、
受け止めるもの。





人は、この小さな命の群れは、
神が思うほど、か弱いモノではない。
自身の力で生き、
叶え、成長するもの。






11年という時間の網をほどき、
新たなる希望に満ちた未来を編んで、
ミコトは再び還ってきました。
主人公の下へ、
懐かしい仲間達の下へ-------------。











「もう消えてしまった過去の、神なる君との物語


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