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2019-11

明治東京恋伽まとめw - 2014.03.21 Fri

旅行日記として記載してきた、
PSP「明治東京恋伽」の軌跡を巡る旅ですが・・・・・・、




あらためて別カテゴリーで記載することにしましたw




と、いうのも調べていくうちに、
様々な「新事実」が出てきた為と、
自身が日記を読みなおした時、
PSP「明治東京恋伽」カテゴリーにないので読みにくかったンです(^-^;
個人的な理由ですwwww





よって内容は重複しておりますので、
ご了承のほど、よろしくお願い致しますm(_ _)m














まずは時代考察から---------。





帝国ホテルはもっとも有名なもので、
フランク・ロイド・ライト氏の手で大正12年(1923年)に竣工した通称「ライト館」がある。
※現在、愛知県犬山市「博物館明治村」に移設。
これは時代背景的に(残念だがw)当てはまらない。
と、なると作中に登場するのは渡辺譲氏が設計した初代帝国ホテルで、
竣工は1890年、明治23年。
鹿鳴館の宮内省払い下げが同年であることから、
2つの建物が同時に存在していたのはこの年のみということになる。











余談ではあるが、明治23年当時の彼らの「年齢」を見てみよう。


川上音二郎、1864年生まれ、26歳。
泉鏡花、1873年生まれ、17歳。
森鴎外、1862年生まれ、28歳。
菱田春草、1874年生まれ、16歳。
小泉八雲、1850年生まれ、40歳w
藤田五郎、1844年生まれ、46歳(爆笑)


・・・・・・・・・・・、無理のない年齢と言えば、
言えなくもないが(^▽^;
そこはご愛嬌なんだろうな(苦笑)
ちなみにこの時代、鹿鳴館を建設した井上馨は54歳。
男盛りといったところだった。


















すべての「発端」となった鹿鳴館跡地



鹿鳴館1
(鹿鳴館跡地 現NBF日比谷ビル)



1880年、当時外務卿だった井上馨(旧名 井上聞多)の発案で、
内山下町の旧薩摩藩装束屋敷跡地に建設。
文明開化を世界にアピールする「劇場」であり、
同時に外交政策の重要な「拠点」でもあった。




鹿鳴館2
(鹿鳴館跡地の碑)



衝立の向こう側からひょっこり☆
顔を見せた主人公。
ここがどこだか分からない彼女の奇抜な洋装は、
「鹿鳴館」という特殊な環境下において「黙認」される。




鹿鳴館2
(鹿鳴館で使用された花唐草の衝立)




井上馨外務卿の警護の為、
警視庁妖邏課(警視局)から派遣されていた藤田五郎は、
その面妖な格好に疑念を抱き、
彼女を連行しようとする。







当惑する彼女に機転を利かせ、
救ったのが小泉八雲森鴎外である(^▽^;
まずは小泉八雲編からw









小泉は外国人である特権を利用し、
藤田から主人公を奪い去ると、
自らが逗留していた帝國ホテルへと案内した。



帝国ホテル1




1890年(明治23年)創業。
鹿鳴館と共に当時の外交政策において重要な役割を示した。
しかし皮肉にもホテル完成にともない鹿鳴館は閉鎖。
以後は宮内省の管轄下に入ることとなる。


作中登場する帝國ホテルは、
大正8年(1919年)、失火により消失の後、
フラング・ロイド・ライトが設計した通称「ライト館」と呼ばれる建物。




帝国ホテル1





1923年(大正12年)9月1日、
落成式の準備に追われる帝國ホテルを関東大震災が襲い、
下町は火の海に飲み込まれた。
日本の脆弱な地盤を懸念し、
カンチレバー(片持ち梁)工法を採用したフラング・ロイド・ライトの帝國ホテルは、
焦土と化した帝都東京で唯一、無傷に近い状態で残った。




泉鏡花邸宅跡3




攻略対象メンバーで唯一、「この時代」を生きた泉鏡花は、
東京山手で被災。
すずと共に四谷付近の公園で一夜を明かしている。
この「体験」は泉に影響を及ぼしたとみえ、
以後、作風が少し変化しているらしい(^-^;
泉鏡花の「体験」は小説「おばけずき」に記載があるそうだ。




















帝国ホテル9



小泉が主人公の為に用意したすぅいーとるーむではないがw
室内はこんな感じw
2827号室からの風景。




帝国ホテル5



ことあるごとに藤田が小泉を「牽制」した現場w



帝国ホテル2




帝國ホテル ランデブーラウンジ




帝国ホテル6




藤田は二人の行動を監視していたものの、
決して同席しようとはしなかった(^▽^;
















藤田五郎の勤めていた警視局は、
作中である1890年(明治23年)当時現在の場所になく、
有楽町一丁目にあった「鍛冶橋第二次庁舎」にあったらしい。




DNタワー21




旧、第一生命ビル。現DNタワー21。
皇居のまん前に位置するこの建物から、
僅か数百mの距離に帝国ホテル、そして鹿鳴館がある。
彼が帝国ホテルに足しげく通っていても、
なんら不思議はなかったわけだ(^▽^;



藤田五郎の「履歴」によると、
1877年(明治10年)2月、警部補として警視局に入局。
5月には九州地方へ出張とある。
この年は西南戦争の起こった年で、9月、西郷隆盛が死去。
藤田は翌月、帰京している。
まさに西南戦争従軍の為、警視局に「籍」を置いた。
そんなところだろうか?



斉藤一
(警視庁第六方面第二署=現小松川署(江戸川区)の資料に残る「斉藤一」の名
 階級は「等外一等出仕」、役職名「書記兼戸口取調掛」とある)



この3年前、「佐賀の役」と呼ばれる戦争にも、
藤田は参加していたフシがある。
ただ、この折の記録は曖昧で、
それが返って、彼が秘密裏に動いた形跡を匂わせていて楽しい。
極秘に使用(利用?)していた藤田を、
西南戦争を機に「正式に」登用することになった官軍側の意向とはなんだったのか?
















一方、森鴎外に救われると、
彼の婚約者として上野、鷗外邸に連れ去られるw













1884年(明治17年)、森鴎外はドイツ留学を命じられる。
ライプツィヒ、ドレスデン、ミュンヘンと遊学。
最後の地がここ、ベルリンだった。





森鴎外記念館





森鴎外がベルリンに来て最初に住んだ下宿先、
大家であるフラウ・シュテルンの住居。
---------実際にはこちら。





マリーエン通り32番地
(特筆すべきはこの建物、
 先の大戦で損傷したものの、修復が可能だったそうで、
 中庭や女中専用の出入り口、馬留めなど、
 古き良き、ベルリンの面影を感じることが出来る)





マリーエン通り32番地、一階(日本で言うところの二階)右から4つまでの窓がそれ。
現在、フンボルト大学が管理する森鴎外記念館は、
厳密には森鴎外が住んだ場所とは言えないらしい。












森鴎外記念館の家具
(右側にある書棚は鴎外留学当時よりも古いもの。
 中の蔵書も(鴎外のものではないにせよ)、
 1880年代に使用されたものを大学から借り受け、展示)












フラウ・シュテルンの姪だったか?の素行の悪さに辟易した鴎外が移り住んだ、
鴎外にして「悪漢淫婦の巣窟」と言わしめたAlt-Berlin、
クロースター通り97番地にあった森鴎外第二の下宿跡






森鴎外第二の下宿






先の大戦の後、「東側」陣営に飲み込まれたこの場所は、
都市計画によって建物はおろか道路さえ一掃され、
当時の面影は微塵もない。

1887年(明治20年)初夏、ここに移ってきた森鴎外は、
周囲の猥雑さに眼をつぶれば、いかに快適であるかを日記に記している。
新築で、夜の往来もまばら。読書に勤しむことが出来、
勤め先である衛生部との距離、僅か五分というこの下宿は、
友人たちも大層羨ましがったとか・・・。










カール・リープクネヒト通りを挟んで向かい側にあるのが、
マリーエン教会




マリーエン教会3





小説「舞姫」で主人公、太田豊太郎と踊り子エリスが出会ったとされる場所には諸説ある。
長年、このマリーエン教会こそクロステル小路の古い教会と思われていたが、
近年、新たな説が浮上した。






ガルニソン教会広場
(ガルニソン教会広場)






鴎外がドイツ女性、
エリーゼ・ヴィーゲルトと出会った場所ではないかと注目されている。














1888年(明治21年)、鴎外はすでに帰国命令を受け、
7月には帰国予定だったというのに、
気に入っていたとされる第二の下宿を引き払い、
森鴎外第三の下宿とされている、
グローセ・プレジデンテン通り10番地に居を移した。







森鴎外第三の下宿2
(右端、出窓の上の部分。
 鴎外は三階(日本で言う四階)に住んでいたと言われる)








この建物も第一の下宿同様、戦火に見舞われるも修復され、
当時の面影を残している。
日本ではこの年、岡倉天心が教鞭を執り、
菱田春草が通う東京美術学校が上野に開校
した。












北里柴三郎と共にコッホに学んだベルリン大学(現 フンボルト大学)。





フンボルト大学蚤の市





しかし鴎外の名はベルリン大学日本人留学生名簿には記載されていない。









1874年(明治7年)----------、
日本が最後の内乱へと突き進んでいたこの年(「佐賀戦争」)、
ドイツ初の医学士学位を取得した佐藤進。


佐藤進の養祖父は順天堂大学創設者、佐藤泰然。
佐藤泰然の息子には幕末、新選組を往診したことで有名な松本良順がいる。
また五男董の長女、菊は福沢諭吉の息子、捨次郎に嫁いだ。
泰然の娘、つると林洞海との子で、
長女、多津は榎本武揚に嫁ぎ、
次女、貞は赤松則良に嫁いだ。
言わずと知れた、森鴎外の最初の妻、赤松登志子の母である。


多津の夫、榎本武揚。
貞の夫、赤松則良。
息子、林紀(研海)は森鴎外の生まれた文久2年、
奇しくも共に留学を果たしている。
息子の紳六郎は西周の養子となった。





森鴎外系図






---------エリーゼが日本の土を踏んだ時、
森家だけではすまされない、
あまりにも大きな力が働いていたことがわかる。





















森鴎外旧宅跡



帰国後、鴎外が住んだとされる屋敷跡を有する水月ホテル 鷗外荘
1890年(明治23年)、彼は短編小説「舞姫」を発表。
文壇の寵児としての地位を欲しいままにしていた。



鴎外荘3











東京都文京区、千駄木町にあったとされる、
医学士、中島襄吉の新居。



森鴎外邸1



明治23年(1890年)、
森鴎外は短編小説「舞姫」を発表後、
それまで住んでいた台東区池之端から移転。
空き家になっていたこの家に移り住みました。






同じく文京区、
現在「森鴎外記念館」の建つ観潮楼に移り住んだ後は、





森鴎外記念館3
(「三人冗語の石」にて鴎外が腰掛けた石)






夏目漱石が借り、
「吾輩は猫である」を執筆しました。




森鴎外邸2













そんな彼の家に下宿していたのが菱田春草。



菱田春草が通っていた東京美術学校(現 東京芸術大学上野キャンパス)は、
上野恩賜公園内部に存在し、
森鴎外旧宅から直線距離にして僅か200m。





東京美術学校





同園内にあるのが上野精養軒




精養軒





精養軒が築地にオープンしたのが1870年(明治3年)、
(この年、藤田五郎が警視局に入局している)
その六年後、明治9年に支店としてオープンしたのが上野精養軒です。



上野精養軒さんはめいこい音声劇場「明治東京恋逢~春草・音二郎編~」で、
鴎外に命じられ、春草が主人公を連れてきた場所♪
ちなみに鴎外が上野精養軒を薦めた理由の一つに、
彼を追ってドイツから入国した少女、エリスの存在があります。
(本名はエリーゼ)
鴎外は彼女を「築地」の精養軒に一ヶ月ほど泊めているらしいw




築地精養軒
(築地精養軒
 レストランだけではなく、宿泊施設も兼ねていた)




そういった「ゆかり」のある店だった為、春草にも薦めたのではないだろうか?(苦笑)






ハヤシライス
(創業当時から変わらぬレシピで作られている
 名物「ハヤシライス」)














上野精養軒からは泉鏡花の作品、
「夜叉ケ池」から抜け出した竜神、
「白雪」が住み着いていた不忍池を見ることが出来る。



不忍池



そして何も知らない主人公が泉鏡花の手を引いて、
連れ込んだ茶屋もこの辺りw












不忍池の、道一本挟んだ向こう側に、
菱田春草と共に岡倉天心の下、学んだ横山大観の旧宅がある。



横山大観記念館



1906年(明治42年)、
すでに日本画の大家として知られていた横山大観は、
かつて岡倉天心、菱田春草と共に去らざるを得なかった東京美術学校近くに居を構えた。






この裏に位置するのが1896年(明治29年)、
六年ぶりに帝都東京に戻ってきた小泉八雲が教鞭を取ることになる帝国大学(現東京大学)である。




東京大学
(森鴎外は1873年(明治6年)当時「第一大学区医学校」だった同校に入学。
 明治14年「東京帝国大学医学部」となった現東京大学医学部を卒業している)




彼は1891年(明治24年)、
同大学の教授、チェンバレンの口利きで、
島根県尋常中学校及び師範学校の英語教師の職を得て、
島根県松江市に移り住んだ。




小泉八雲1




小泉は教職員の初任給が8円という当時にあって、
家賃3円という根岸家を借り受けている。
(ただし彼の場合、月収100円という破格の待遇!
 後に熊本第五高等学校(現熊本大学 校長は嘉納治五郎)へ月収200円にて転職。
 帝国大学文科大学(現東京大学文学部)を経て、
 東京専門学校(現早稲田大学)に週六時間年俸二千円で契約した)

彼の「日本びいき」が顕著に現われていて面白いw




小泉八雲2














帝国大学にほど近い場所、
本郷区真砂町に藤田五郎が住んだと伝わる場所が、
今も空き地のまま残されている。




藤田五郎邸跡




藤田は作中の舞台となった1890年(明治23年)の翌年、
妻の弟、高木盛之輔氏の紹介により、
元会津藩士、高嶺秀夫氏(松平容保の小姓)から、
東京高等師範学校付属東京教育博物館書記(守衛長)を務めるよう命じられている。


高嶺秀夫氏は第70代警視総監、土田国保氏の母方の祖父。
秀夫氏は菱田春草の通った東京美術学校の校長にもなっており、
彼の妻、専子他がルーサー・ホワイティングメーソンから和声学の特別講義を受ける際、
通訳を務めていたのが岡倉天心だ。


1971年、当時警視庁警務部長であった土田国保氏の下に届いた小包郵便が爆発。
民子夫人が死亡、13歳の四男が重症を負う事件が起こる。
記憶に新しいこの事件が、明治との時代を結んでいるのは皮肉としか言い様がない。

















藤田五郎が勤めた東京高等師範学校、
この前身、東京師範学校に明治14年、教職を奉じた男がいた。
三宅米吉。
後に同校の学長にまで上り詰める男である。


彼の父親は三宅精一(後の栄充)と言い、
坂本龍馬の起こした「いろは丸事件」の二度目の示談交渉を行った人物。
(最初の交渉人は勘定奉行の茂田一次郎)
紀州藩、小十人小普請であるこの男は、
土佐藩の参政、後藤象二郎と交渉するも再三無視され続けた。
憤慨しているところに当事者である坂本龍馬が近江屋で暗殺(11月15日)。
11月21日に紀州藩は当初より減額となった七万両を海援隊に支払った。
(当初の賠償金額は八万三千五百両)
坂本龍馬暗殺に「紀州藩説」が出てくるのはこの為である。


慶応3年12月7日、三浦休太郎と共に京都花屋街の天満屋にいた三宅精一は、
護衛の任にあたった7名と、それを指揮する斎藤一をもてなした。
土佐藩の襲撃にあったのはこの時である。
局長、近藤勇の従兄弟、宮川信吉が討ち死。多数の被害者を出している。
明治31年5月の教職員名簿には校長である嘉納治五郎の名と共に、
本邦歴史教授として文部省図書編産審査委員の名で三宅米吉の名がある。
そして-------------、







藤田五郎と名を変えた、斎藤一もそこにはあった。
かつて守った三宅の子を、斎藤はどのような思いで見守っていたのだろう・・・・・・・・・。




















1906年(明治39年)---------。
歌人(?)として知られていた山縣有朋の招きで、
森鴎外と彼の「遺言」を託された賀古鶴所が幹事となり、
「常磐会」が発足している。


山縣有朋が政争に敗れた(?)相手として名高いのが伊藤博文w
彼と恋の鞘当を繰り広げたのが川上音二郎だ(^▽^;
よもや「音奴」として座敷に上がっていたわけではないだろうがw
彼の「妻」となった貞奴は伊藤も贔屓にしていた芸者さん☆





袖摺坂





山縣有朋が細川大名家の領地跡を召し上げ、
岩本勝五郎に作らせた「椿山荘」。
菱田春草の「黒き猫」も、
椿山荘脇にある細川家ゆかりの永青文庫所蔵となっている。







当時、尾崎紅葉が住んでいたとされる鳥居家は、
今もその表札を残しています。



尾崎紅葉邸跡



ここの母屋を借り「十千万堂」としました。
昔の人は家に名前をつけることが多かったのかな?(^▽^;

泉鏡花は尾崎紅葉宅を訪れ、
門下生として認められ、
この家で書生として働き始めました。

二階の八畳が紅葉の書斎。
六畳が応接室として使用されていて、
泉達門下生が起居していたのは主に一階部分だったそうです。







泉鏡花と森鴎外をつなぐ線が、この尾崎紅葉。

明治23年(1890年)11月、
最初の結婚に失敗した森鴎外の「生活」を、
尾崎紅葉が題材にして書いたのが「袖時雨」なのだ(^▽^;

但し、当時、
尾崎紅葉が森鴎外の「醜聞」を聞いて、
どう思ったかが伺えるような内容になっていて、
どちらかというと好意的には思えないw
しかし主人公はともかく、妻が「敏」となっているのは興味深いといえるだろうwww












そんな泉鏡花と川上音二郎が出会った場所がここ、
赤城神社です。



赤城神社



泉はここに座り込んで、
アルコールランプに火をつけようとします。
慌てて止める音奴お姐さんw
目に浮かぶようですwwww









ちなみに------------、
川上音二郎に拾われ、身を寄せることになる置屋のモデルは、
新吉原にあった角海老楼っぽい(^^;




角海老楼




舶来製の機械仕掛け。
ローマ数字の文字板を電球照明が照らし、
時を刻む鐘の音色は、それはもう見事なものだったのだとか・・・・・。
---------背景を見る限り、
(場所は違いますが)角海老楼を彷彿とさせます( ´艸`)










ちなみに角海老楼が実際にあったのは新吉原の揚屋町通り辺りと聞きますが、
神楽坂の芸者をやりながら、
なかなか神楽坂との「縁」が見えてこない音奴こと、川上音二郎氏w
その彼の「足跡」が見えてくるのがここ、
吉原大門の中だ(^▽^;





吉原1




川上音二郎は1864年(文久4年)、
今の博多で生まれたといわれている。
郷士で豪商だった父の下、
こうした性格を形成していったのではないかと、
疑ってしまいたくなるような「質の悪さ」(笑)は幼少時から健在で、
継母との折り合いが悪く、家出をし、
大阪から東京に、流れ者のような生活をしている(^▽^;







いつの頃かは知らないが、
吉原で丁稚のような仕事をしていたらしい(^▽^;
きらびやかな夜の世界。
宵越しの銭は持たない性格は、
ここで増長されていったのではないだろうかwwww
増上寺の坊主、
警視庁巡査(この頃は藤田五郎と重なるなぁw)、
果ては玄洋社に参加するなどっ!!
とんでもない経歴は年を追って酷くなる一方の川上音二郎www



作中の1890年は、
彼の代名詞とも言われる「オッペケペー節」が大流行した頃で、
音奴として神楽坂に出なくてもよくなっていった様子が見てとれる。









川上・泉鏡花√で、現代への「帰り道」とされるのが、
毘沙門様の縁日だ。




善國寺




攻略対象の中で唯一、
主人公の「事情」を知っていた泉鏡花は、
毘沙門様の縁日に誘う。


そして川上もまた、
彼女が何かしら身の上を話そうと開きかけた口を、
毘沙門様の縁日に誘うことで封じている。


彼女が月を見上げる度----------、
得も言われぬ不安に襲われた二人の男が、
共に出した「結論」が、ここだった。



























不思議なことに・・・・・・・、
小泉八雲の墓は東京、雑司ケ谷霊園にある。
あれほど好んだ島根、松江の地に、
彼は戻ることをしなかった。




逆に、十歳で帝都東京にやってきた森鴎外は、
死後、紆余曲折を経て津和野の永明寺に葬られている。




鴎外旧宅4
(森鴎外旧宅)



鴎外の部屋
(鷗外の勉強部屋)






生前、一度として津和野の町に戻ることのなかった森鴎外。







永明寺3
(永明寺)














島根を彩った二人の文人。
それは、
島根を愛しながらも戻ることが叶わなかった小泉八雲と、
己のルーツを否定しつづけた森鴎外の、
最後の「遺言」のように思えてならないのである。







森林太郎








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第四章 紀尾井坂の変 (18)
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